歯科タウン倶楽部通信

開業場所が悪ければ優良医院も生き残れない?

今回は横浜市のT歯科クリニックの院長先生にお話を伺ってきました。

開業される先生は日々忙しいものです。少なくとも私はとにかく大変でした。

診療や引き継ぎなどに追われ、開業する医院のコンセプトを策定し、治療設備の手配や導入、スタッフの求人などなど、決めなければいけないことだらけでした。

「時間がない……でも決めなければならない。」
そんななかでいちばん時間をかけてほしいのは、
「開業場所の選定」です。経験上そう思います。

なぜなら「立地」が集患にもっとも影響するからです。
患者さんが来てくれなければ治療を提供できませんよね。

以前、友人の歯科医師が開業時に、「月に新患が2名しか来ない」と嘆いていましたが、それも彼の腕ではなく立地に問題があったようです。

なんでも乗降者数を考えて駅前のビルのテナントで開業したそうですが、人通りがあるのは駅の反対側の出口で、友人の医院がある出口はほとんど人通りがなかったそう。
結局集患が見込めずギリギリで医院経営しています。

乗降者数が多い駅付近は確かに歯科医院の需要があるとされます。しかし、駅の乗降者数だけで物件を決めて、
「実際に行ってみたら隣が歯医者だった……」
「人通りの多いのは別の出口だった……」
といった失敗談もまたよく聞く話です。

駅の乗降者数だけに左右されず、必ず自分の足で現地を下見に行くようにしましょう。

乗降者数だけで決めず、自ら現地に足を運んで調べる

歯科界では、開業初月で200人以上の患者獲得が理想とされています。これを見込める立地であるかどうかが検討ポイントです。

そこでお薦めなのがショッピングモール内やコンビニ跡地。これらは集患しやすい場所といわれています。業者に物件を紹介してもらう際に条件として提示すると集患しやすい物件を紹介してもらうと良いかもしれません。

業者に集患しやすい物件を紹介してもらう

気持ちのよい応対や質の高い治療を行えたとしても、患者さんがいなければそれは提供できません。当たり前の話ですが「集患」を意識したいです。

物件探しも、専門の業者や集患対策のオプションを持っている業者、歯科医院経営のノウハウや実績が多い業者などが良いと思いますし、先生ご自身もある程度の知識を持っておかないとなりません。

開業場所の選定時には2つのポイントに気をつけて、どうか良い開業場所を見つけ、安定した集患ができる医院を開業してください。

(インタビューアー:石井)