歯科タウン倶楽部通信

自己満ホームページに価値はなし!

ホームページは作るだけなら簡単ですが、問い合わせを増加させるホームページを作るとなると私たちプロでも簡単にはいきません。ホームページでもし結果が出ないなら、リニューアルという選択肢を考えたほうがいいでしょう。

「ホームページの制作会社を紹介しますよ」
私はあるとき、付き合いのある歯科関連業者からホームページの制作会社を紹介されました。

最初は必要性は感じていませんでしたが、名刺代わりにもなるし持っていても良いかなと思い、契約書にサイン。ホームページができた時は内容にも満足していました。
デザインもいいし、文章も言いたいことが載っている。

……しかし、数ヶ月経ってもホームページからのお問い合わせはゼロ。
業者に、なぜ問い合わせがないのか? どのように運用すればいいのか?と尋ねても納得できるような具体的な回答は出ずじまい。汗水垂らして稼いだお金が無駄になると思うとすごく損をした気持ちになりました。

といってもこのときは、ちょうど仕事が忙しくなっていたこともあり、業者に頼らず自分でなんとかしようにもホームページの内容を見直す時間も捻出できずにいました。

しかし、たまたま同業者にそんな経緯を話した機会があり、その方はサイトからの受注が増えているとのこと。一体何が違うのか?時間ができたら自分なりに調べて作り直したいと思い続けていました。

そんな時にちょうど一本の電話が。
歯科関連の業者は間に合っているので普段はきっぱりと断るのですが、ホームページのことが気になっていた時期だったので営業マンの話を聞いてみることにしました。

旧ホームページのリニューアル案
さっそく業者を呼び今のサイトを分析してもらうと、自分の紹介ばかりをしていて、サイトを見る人が欲しい情報や他の技工所との違いなどが欠けているという指摘を受けました。

提案書には他社との競合差別化を図れるポイントがずらり。業界理解やうちの会社を理解しなければ出てこないであろう提案内容。ホームページの完成像もしっかりイメージしたうえで納得した状態でリニューアルを任せることができました。

【訴求すべき内容】

  • バルプラストの代理店であること
  • 矯正装置を作れる技工士が在籍していること
  • 今後新素材を取り扱うこと


ホームページのリニューアル結果
3つの改善案のうち、もっとも手応えがあったのは新素材の訴求でした。新素材については旧ホームページには商品名と文章だけでしたが、症例写真の追加を提案されたので試したところ、リニューアルしてから数ヶ月で10件の問い合わせが来ました。

「試しにサンプルを作ってもらいたい」
「料金表を送ってくれ」
「模型を見せてもらえないか」
など、売り上げに直結する問い合わせではありませんでしたが、実際に会って技工物などを提案したところ、10件中5件の受注を獲得できました。

リニューアルをして今思うこと
ホームページをただ持っているだけでは宝の持ち腐れです。技工所が新素材を扱うことを訴求することが大切なのであればその新素材を扱う歯科医院にも同じことがいえます。
ホームページをお持ちの先生は、閲覧者の視点に立って一度内容を見直されてみてはいかがでしょうか。

(インタビューアー:石井)