ドタキャンが多い!歯科医院のホームページにキャンセルポリシーって必要?
- webトレンド
投稿日:2025/07/03
最終更新日:2025/07/03
投稿日:2025/07/03
最終更新日:2025/07/03
「診療時間になっても患者さまが来院されない…」「何度も予約をキャンセルされる…」、これらの「ドタキャン」に悩まれている歯科医院は結構多いものです。
このドタキャン問題、他の患者さまが予約が取れなくなるだけでなく、医院の経営にも直結する深刻な問題です。
最近では、医院のホームページに”キャンセルポリシー”を掲載するケースも増えてきました。キャンセルポリシーをホームページに掲載することは、ドタキャン対策として非常に有効です。
患者さまとの無用なトラブルを避け、スムーズな医院運営のためにも検討してみませんか。
キャンセルポリシーをホームページに掲載するメリットには、以下があります。
患者さまが予約の重要性を認識し、キャンセルする際には連絡を入れる意識が高まりやすい。
キャンセル料の発生など、キャンセルに関するルールを明確にすることで、後々のトラブルを未然に防ぐことができる。
すべての患者さまに対して公平な対応ができるようになる。
きちんとした運営体制が整っているという印象を与え、患者さまからの信頼を得やすくなる。
キャンセルポリシーには、以下の項目を盛り込んでおきましょう。
・予約の変更やキャンセルは、できるだけ早く連絡してほしい旨を伝える。
・「やむを得ない事情」がある場合でも、必ず連絡をお願いする旨を記載する。
キャンセル料を設定するかどうかは歯科医院の判断によりますが、設定する場合は以下の点を明確にしておく。
・キャンセル料が発生する条件:
→何日前からのキャンセルで発生するのか(例:予約日の前日〇時以降、当日など)
→無断キャンセルの場合
・キャンセル料の金額:
→一律の金額にするのか、診療内容や時間に応じるのか
→回数を重ねた場合に金額が変わるのか
・支払い方法:
→次回の来院時に支払うのか、振り込みなのかなど
【記載例】 「ご予約のキャンセル・変更は、予約日の前日〇時までにご連絡をお願いいたします。それ以降のキャンセル・変更、および無断キャンセルにつきましては、キャンセル料として施術料の〇%(または〇円)を申し受ける場合がございます。」
・無断キャンセルや度重なるキャンセルがあった場合、今後の予約をお断りする場合があることを明記しておく。
・「他の患者さまのご迷惑となる」といった表現を入れることで、協力を促す。
【記載例】 「度重なるキャンセルや無断キャンセルが続く場合、大変恐縮ではございますが、今後のご予約をお断りさせていただく場合がございます。これは、他の患者様が診療を受けられる機会の損失にも繋がるため、ご理解とご協力をお願いいたします。」
・キャンセル連絡のための電話番号や、診療時間外の連絡方法などを記載する。
・予約システムを利用している場合は、そのシステム上での変更・キャンセルの手順などを記載しても良い。
・患者さまへの感謝の言葉や、円滑な診療への協力を求めるメッセージを入れると、より丁寧な印象になる。
専門用語を避け、誰にでも理解できる言葉で記述する。箇条書きなどを活用すると、より見やすくなる。
「〇〇しないでください」といった禁止表現よりも、「〇〇にご協力ください」といった協力をお願いする表現を使うと、印象が良くなる。
ホームページの目立つ場所(フッター、お問い合わせページ、予約ページなど)にリンクを設置したり、独立したページを作成したりすると良い。
キャンセルポリシーは、患者さまとの信頼関係を築きながら、医院の運営を守るための大切なルールです。ぜひホームページへの掲載を検討してみてください。