歯科医院におけるブランディングの必要性

歯科医院におけるブランディングの必要性

  • 経営改善

投稿日:2019/12/05

最終更新日:2019/12/20

歯科医院におけるブランディングの必要性

歯科医院におけるブランディングの必要性
今月より始まりました「シカコンによる歯科医療従事者に向けた歯科ブログ」。
私、澤田発信の第1回は「歯科医院におけるブランディングの必要性」について説明させていただきます。

日常生活を送る中で「ブランド」や「ブランディング」という言葉を耳にする機会は少なくないかと思います。ただ、「ブランド」や「ブランディング」の言葉の意味を正しく説明できる人はどれぐらいいるでしょうか。また、「ブランド」と聞いてどんな企業をイメージするでしょうか。

言葉としては知っていて理解できていたとしても、「ブランド」の持つ価値を説明できなかったり、関係ないとないがしろにしてしまったりするは、実は非常にもったいない話なのです。

「ブランド」や「ブランディング」について分からない方、分かってはいるものの、歯科医院経営においてどのように影響を及ぼすのかのイメージが出来ていない方は、ぜひ本コラムを読み進めていただければと幸いです。

「ブランド」「ブランディング」の基礎知識

まずは、「ブランド」と「ブランディング」の簡単な説明をさせていただきます。

「ブランド」とは

ブランドの言葉は、放牧している家畜に自己所有であることを示すためにオリジナルの焼印(Brander)から派生しました。この焼印が押されることで、他の家畜と差別化がなされたことから、「ブランド」という言葉が生まれました。

「ブランド」は、言わば価値やサービスを他の同カテゴリーと区別するための証し。価値やサービスと消費者を結ぶタッチポイント(接触点)において、さまざまな角度からの情報や消費者の経験や想いなどが統合されることによって、結果的に消費者が抱く印象の総体だと言われています。

「ブランディング」とは

ブランディングとは、ブランドの認知促進、及び提供側が消費者に認識させたいイメージ付け、また市場で位置づけさせたいポジションに繋げる一連の活動を指します。

「ブランド」を創り上げても「ブランディング」の活動がなされないと、「ブランド」の価値は高まりません。例えば、ブランド創りのために制作されたロゴデザインやキャチコピーは誰の印象にも残らず、市場の中で埋もれてしまうのです。つまり、「ブランド」は「ブランディング」によって育てていく活動が重要になります。

「ブランド」事例でよく用いられるコカ・コーラも、ただロゴデザインを制作し、勝手に認知が広がり印象での「らしさ」が定着したのではありません。「ブランディング」という徹底したイメージ戦略を施策し続けたことで、あのロゴデザインから提供側が狙った「らしさ」が消費者に一定レベルで定着したのです。

市場が求める「ブランディング」が価値が生む

経営のなかでよく用いられる「マーケティング」とはWikipediaから引用すると、≪企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。≫とあり、「マーケティング」はあくまで顧客や市場主導の経営戦略であるのに対し、「ブランディング」は提供側主導の経営戦略であるため、企業や事業者側の思惑で価値やサービスが印象付けられる理想の施策なのです。

ただ、いくら思惑があってもマーケティングをしっかり行い、消費者や市場が一部でも求める価値やサービスでないと、いくらブランディングを行っていても価値創出はできないので、「ブランディング」と「マーケティング」という活動は並行して行う必要があります。

理想の歯科医院経営に「ブランド」「ブランディング」は欠かせない

まずは自院の理想を考える

さて、「ブランド」「ブランディング」が経営戦略において重要なことは前項でご理解いただけたかと思いますが、歯科医院経営をするうえで「ブランド」「ブランディング」をどう成功に繋がるかという点についても説明させていただきます。

その前に、歯科医院経営をされている理事長・院長に質問です。
「みなさんにとって理想の歯科医院経営とはどんな状況を指しますか?」
例えば、

「自身の診療を求めてくれる患者さんで1日のアポイントで埋まっていれば」
「各専門医の在籍により、どんな患者さんの主訴でも自院で解決できる医院であれば」
「完全自費診療での医院経営を運営できたら」
「年商1億を超えたら」

など、それぞれの歯科医院経営者によって考え方はさまざまだと思います。

上記で共通するのは「自身の理想」であり、その理想を実現したいと誰もが思っているのではないでしょうか。その理想を実現するための自院の位置づけが「ブランド」であり、徹底した「ブランディング」という活動が理想郷への近道なのです。

また、歯科医療はヒト対ヒトが基本であり、そのヒトには性格や感情があります。性格や感情は誰もが同じではないので、合う・合わないが存在するのが世の中の常です。ただ、なるべく自身と合う患者さんが来院された方がコンサルティングも施術もスムーズですし、精神的な負担も和らぎます。

それは患者さんだけでなく、一緒に働く歯科衛生士さんや歯科助手さんなども同様です。むしろ、自院のスタッフさんとの人間関係で悩んでいる理事長・院長は多いと感じます。

すでにお話しさせていただいたように、「ブランディング」は提供側、すなわち理事長・院長主体の施策になるので、ご自身に合った、さらに求める「理想」の患者さんやスタッフさんの獲得ができるだけでなく、患者さんの離脱、スタッフさんの退職リスクも軽減できます。

歯科医院・中小企業にこそ必要な理由

「ブランド」と「ブランディング」は大手企業だけのものだと、今まで自分ごとに捉えなかった方も多いでしょう。

ただ言葉の意味を理解し、自身の事業に当てはめることで必要性を実感し、「これだっ!」と前向きに行動を起こし、いち早く取り組まれている歯科医院さんが、理想の歯科医院経営というゴールに近づいている――。歯科業界に約13年携わり、400医院の理事長や院長と出逢ってきた私が感じていることであります。

「ブランディング」で歯科医院が得られること

ブランドを創り、育てるためにブランディングを行い、結果として

・自身に合った患者さんやスタッフさんの獲得と定着
・自身が求める患者さんやスタッフさんの獲得と定着
・経営の安定により身体的な負担の軽減

が得られることを、この記事でお伝えしたかった次第です。

理想と現実のギャップで悩むことは多くあります。
ただ経営という歴史の長い哲学で培われたノウハウは、歯科経営者みなさんの救いのきっかけになることは大いにあるでしょう。

弊社では、この「ブランド」とデジタルマーケティングなどの「テクノロジー」を掛け合わせ、歯科医院様のビジネスを最大化させるお手伝いをさせていただいております。

「ブランド」「ブランディング」について取り組んでみたいと思われた方は、ぜひお問い合わせください。

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書いた人

澤田 祐介 (webコンサルタント)

日本医療業界を盛り上げ、すべてのヒトのQOL向上を。
医療営業部全体責任者。

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