歯科タウン倶楽部通信

衛生士が貴院で口腔内ケアを受けない理由

開業3年目を迎えた頃、医院の認知度が高まり集患数が安定し始めていましたが、一方でスタッフが定着しないという悩みもありました。長続きしないスタッフが多く、スタッフ全体の知識や技術にムラがあり常に新人教育が必要な状態で平準化した治療を提供できていない。

スタッフへの診療コンセプトの落とし込みなど、いろいろと考えましたが、どうすれば良いのかまったくわかりませんでした。毎日診療が終わった後は採用活動を行うものの、良いスタッフはなかなか見つかりません。良さそうなスタッフが入ってもすぐに辞めてしまい、精神的にもまいってしまいました。

しかし、ある日一本の電話から解決の糸口が見えてきたのです!

大学時代の友人からの久々の着信で、ワクワクしながら電話に出ると同窓会の誘いでした。自分と同じように開業した旧友もいるし、悩みを解消するヒントを聞けるチャンスだと思い、参加してみることにしました。同窓会は近況報告にはじまり、自分が悩みを打ち明けると話は意外な展開に・・・

旧友「お前んとこの衛生士って自分の口腔内ケアをどうしてるか知ってる?」

「どこでケアをしているかってこと?さー、聞いたことはないけど、家の近くの医院で受けているんじゃないかな。」

旧友「じゃあ衛生士はあえてお前以外のドクターを選んでいるわけだ」

「ということになる……か」

旧友「でもお前に頼んでこないっていうことは、厳しいことを言うと信頼されていないのかもしれないな。なぜ信頼されていないのか、思い当たることはないか?」

「ん~、でもお前は技術もあるしなぁ。技術があるのに頼んでこないっていうのは、スタッフとの関係に何か問題があるとか?そこに問題がないなら頼んでくるよな……」

「そうだな……。コミュニケーションが取れていないかもしれない……」

コミュニケーション。

自分のホームページには、
「コミュニケーションをしっかり取って治療にあたります」
「自分の家族だと思って治療を行っています」と記載してあります。

イメージ

これには嘘偽りはなくカウンセリングには時間をかけていて患者さんとのコミュニケーションはしっかり取れているという自信がありました。でも、一方で衛生士とのコミュニケーションはというと……不十分だということに気づかされた瞬間でした。患者さんは囲い込みができていたのに、スタッフは囲い込みができていない。スタッフとのコミュニケーションを見直さなければいけないと強く感じました。

自分のやり方が間違っていたと気づいた私は、同窓会の翌日から早速、コミュニケーションを深める取り組みを行いました。

・朝礼を導入して全員で1分間スピーチを行う
・月に1回は面談を行って日々の不満や業務の改善点などに耳を傾ける
・3ヶ月に1回、飲み会を開いて無礼講で交流を深める

はじめはぎこちなく、嫌々付き合っているようなスタッフもいました。しかし続けていくうちに自分の思いが伝わったのか、徐々に賛同してくれるスタッフが増え、希望退職がピタっと止まったんです。

おかげさまで今のメンバーで2年間回しています。以前みたいに採用で頭を悩ませることもなくなりました。どのスタッフとも何でも話せるような関係性が構築できたのです。

「チーム医療」としてドクター・スタッフが一丸となり、患者さんと向き合える環境が整いました。
今はスタッフから信頼されていることも確信しています。

スタッフ全員の口腔内ケアを行っていますから。

(インタビューアー:石井)

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