意外と難しい歯科医院の医院名、どうやって決める？

これから新規開業する歯科医院さんにとって、「医院名をどうしよう？」と悩まれる場合があるかと思います。また、新規開業以外でも、リニューアルや医院継承などで医院名の変更を検討されるケースもあるかもしれません。
歯科医院経営において、医院名は大切なポイントです。「覚えやすい・親しみがある・医院の独自性が分かる」医院名が理想です。反対に、分かりにくく親しみの持てない医院名なら、集患にも影響があるかもしれません。
こちらの記事では、医院名を考えるポイントをお伝えします。

目次

• 歯科医院の医院名を決めるポイントとは？
• ①覚えやすく親しみやすい医院名
• 医院名の見た目と発音から受ける印象
• ②地域キーワードが入っている医院名か？
• ③医療広告規制に反していないか？
• 医院名は戦略的に考えましょう！

歯科医院の医院名を決めるポイントとは？

気に入った医院名なら何でもいいという訳ではなく、一定のポイントがあります。

① 覚えやすく親しみやすい医院名か
② 地域キーワードが入っている医院名か？
③ 医療広告規制に反していないか？

上記の③点を意識すると良いでしょう。

では、詳しく解説していきます。

①覚えやすく親しみやすい医院名

医院名は、地域の方々にしっかりと覚えてもうらうこと（認知してもらうこと）が大切です。それなのに、難しい漢字を使ってしまったり、ローマ字や英語などの馴染みにくい言葉を使ったり、長すぎる医院名にしてしまうと覚えにくくなります。
仮に院長の名前を医院名にするとして、その名前が読むのが難しい漢字の場合は平仮名にしてあげましょう。それに、難しかったり読みにくい外国語もお勧めできません。「SMILE」くらいなら誰でも読めると思いますが、あまり難しい単語は使わないようにしましょう。

また、医院名が長すぎると覚えにくくなるので避けるのが良いでしょう。

理想としては、「地域の方が日常会話の中で言いやすい（呼びやすい）名前になっているか」という基準で考えるようにしましょう。

医院名の見た目と発音から受ける印象

ここでは、医院目の見た目と発音から受ける印象についてお伝えします。まずは、見た目の印象から解説していきます。

いかがでしょうか。漢字・カタカナ・ひらがな・ローマ字のいずれかによって、与える印象は大きく変わってきます。

次は、発音から受ける印象をお伝えします。

・濁音を使った医院名（例：だいじ歯科医院）
濁音とは、「だ・ぢ・づ・で・ど」などの発音をする言葉のことです。発音をする際に「力強さ」が生まれるので、耳に残りやすく印象にも残りやすくなります。

・半濁音を使った医院名（例：ピープル歯科医院）
半濁音とは、「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ・ぴ ゃ・ぴ ゅ・ぴ ぇ・ぴ ょ」のことを指します。発音の際に、「柔らかさ」が生まれるので、親しみやすさがあります。また、リズム感も生まれやすいです。

②地域キーワードが入っている医院名か？

これはSEOの観点からのポイントです。ほとんどの場合、患者さまが歯医者を探す場合、地域名＋歯医者（もしくは歯科医院）で検索します。例を挙げると、「渋谷　歯医者」「渋谷駅　歯医者」などです。

つまり、医院名に地域キーワードが入っていると検索に引っ掛かりやすくなると言えます。「やまだ歯科医院」という医院名にするのよりも、「渋谷やまだ歯科医院」にした方が、検索されやすいため、集患に寄与してくれるでしょう。

ただし、検索の上位に表示する方法は、医院名に地域キーワードを入れる以外にもあります。あまり、必要以上に意識しなくても大丈夫でしょう。

③医療広告規制に反していないか？

医療法をご存知でしょうか？医療法には以下のように規定されています。

医療法の通り、歯科医院の名前は類似名称の使用制限があります。患者さまが「歯科医療を行う場所である」と理解できる名前でなければいけません。そうでないと、開設届が受理されないでしょう。

また、広告となるような医院名もNGです。例えば、「渋谷一番歯科医院」などは、「渋谷で一番の歯科医院」という広告表現と捉えられてしまう可能性があるので受理されないでしょう。

所轄の保健所によっても判断が分かれる場合があるので、医院名の候補を決めたら保健所に相談されることをお勧めします。

医院名は戦略的に考えましょう！

ここまで、医院名のポイントについて見てきましたがいかがでしょうか？

歯科医院の名刺ともなる医院名を、一人で決めるのはなかなか難しいかもしれません。そんなときは、お気軽にシカコンを運営するシンフォニカルのコンサルタントにご相談ください！

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