【新規開業】マーケティング視点で考える「歯科医院名」の付け方
- 経営改善
投稿日:2019/12/26
最終更新日:2020/05/12
投稿日:2019/12/26
最終更新日:2020/05/12
目次
新規開業時に意外と多くの先生が悩むのが、実は「医院名」。
ご自身でアイデアが浮かばず、私に「どんなネーミングがいいかな?」と相談をしてくる先生もいるくらいです。
今回のコラムでは、Webマーケティングの視点での「医院名」の付け方について私見を述べさせて頂きます。
屋号名は医院を表す大事な名前であるため、先生のさまざまな想いが含まれているかと思います。しかし、その医院名が集客によい影響を及ぼすかどうかは定かではありません。
単に既存の名前を否定するのではなく、Webマーケティングという視点で考えた時にどんな命名の仕方があるのかを考察させていただきました。
地域名や駅名を屋号に入れることで、必然的にホームページ内に地域名・駅名のキーワードが多く入る事になります。その結果、SEOにプラスに働く事が考えられます。でも残念ながら地域名・駅名が入っていれば必ず上位に上がってくるという保証はありません。
視認性のところでタイトルに触れましたが、タイトルに地域名を入れることで地域キーワードの懸念をある程度リカバリー可能です。ホームページ本体にも積極的に狙いたいキーワードを散りばめることで検索エンジンにより認識されやすくしましょう!
まず、医院名がいかに目に付くかという「視認性」についてです。駅看板やクリニックの表札等はもちろん分かりやすくて読みやすい看板を付けるかと思いますが、ここで言う視認性とは検索エンジンで検索した際に出てくる文章の視認性を指します。
検索結果にはタイトルとURL,説明文の3つが表示されます。
患者さんがGoogleなどで検索した時に最初に目にするのが検索結果画面なので、ここでいかにネーミングが印象に残るかは非常に重要なところです。
今回は図のタイトルについてのみ触れます。
このタイトルはSEO(Search Engine Optimization)といって検索エンジン最適化において重要な役割があると言われています。検索エンジン最適化とは、ユーザーが検索した内容にもっとも適したサイトが表示されることであり、ユーザーニーズに応ええるための仕組みです。
そのため、タイトルにはユーザーが検索した際に上位に表示させたいキーワードを入れて作成するのが基本となります。
例えば、歯科医院の場合だと、【〇〇駅近くの歯医者|△△歯科医院 土日診療】 などのように地域名と歯医者を入れるのが基本となります。上記のように屋号名以外にも地域名や医院の特徴を入れることで、漢字だらけで見づらくなる恐れもあることを留意しましょう。実際にごちゃごちゃしていたタイトルを、スッキリさせたことでクリック率が上がりサイトへの流入が増えた事例もありました。
検索結果画面でどう見えているかを考えるうえで、視認性は非常に重要なファクターなのです。
余談ですが、サイトタイトルに医院名と一緒に記載すべきなのは、自院の強みや特徴です。
「●●+歯医者」でGoogleやYahooで検索した際、検索結果画面に様々なタイトルが出ますよね。
その内容によってユーザーがクリックするかしないかが決まるため、
・他院と違う内容にする
・強みを記載する(駅近、土日診療、バリアフリー等)
・全角20文字以内にする
など改めて見直してみましょう!
令和のこの時代、患者さんのほとんどがスマートフォンを使って情報収集を行っています。したがってスマートフォンで入力しやすいかどうかは重要なポイントに感じます。
例えば、変換しにくいカタカナやローマ字表記はスマートフォンでの入力にひと手間かかります。
実際にカタカナやローマ字に変換せずに検索している人もいるとかいないとか。。。なので、入力がしやすいネーミングにするのが無難といえるかもしれません。
屋号名をマーケティング目線で考察してみました。
もちろん色んな愛着があっての医院名なので、不正解はありません!
ただ、これから医院名を考える先生方は、マーケティング視点を少し参考にしていただければ幸いです。
初めての医院開業で何から何まで不安だ…という先生は、お気軽にお問い合わせください。一緒に先生の「想い」を形にしていきましょう。