歯科タウン倶楽部通信

診療時間で失敗? 集患にマッチさせるためには

半年前に新規開業したKドクター。

どんな年代の人も通いやすいようにと、診療時間を、平日夜20時までと設定しましたが、夕方以降の診察は学生やビジネスマンなどのキャンセルが多く、暇な時間が増えるばかり。診察時間と稼働時間が合いません。診療時間は長ければ長いほどいい! というものでもないようです……。

Kドクター「開業して半年。平日は夜20時まで開けているのに、全然患者さんが来なくて、コストパフォーマンスが悪くって困っているんだ」

同期ドクター「稼働していないときの人件費とか、電気代なんかもバカにならないもんね」

Kドクター「そうなんだ。実はこの間も、採用した時とライフスタイルが変わっちゃったみたいで、『やっぱり遅くまで働きたくない』って、衛生士さんに辞められちゃって……」

同期ドクター「それは、残念だね……」

Kドクター「きみのところはどう?」

同期ドクター「うちは、朝早く8時30分から開けて、平日は18時で閉めちゃうよ」

Kドクター「そんなに朝早くから!? でも自費率が上がってるって言ってたよね」

同期ドクター「うん。ご高齢の方のためには、朝早くから開けたほうがいいんだよね。それに入れ歯やインプラントなんかが必要になってくるメインターゲットだから、自然に自費率も上がったんじゃないのかな」

Kドクター「なるほどね。でもなんで夜遅くまでやらないの?」

同期ドクター「うちは、都心からもちょっと離れたベッドタウンだし、ビジネスマンが仕事から帰ってくるタイミングには微妙に間に合わないんだよ。それなら平日は早めに閉めて、土曜日に開けたほうがいいんだ

Kドクター「そっか! うちは、学生さんなんかのために夜遅くまでって思ったけど、やっぱりスケジュールが変わりやすいのか、しょっちゅうドタキャンされちゃってね。それに若い人は保険診療を希望する人が多いし……」

同期ドクター「そうだね。平日でも朝早くから開けると、例えば会社の重役さんとか、自営業の人とか、時間が自由になりやすい人も来てくれて、自費診療を希望される人が多いんだよ」

Kドクター「うちは、特に小学生や中学生が下校する前の14時~15時あたりが閑散とするよね……」

同期ドクター「うちもそうだったよ! だから、マタニティー歯科や小児歯科に力を入れてみたんだ。就学前の子どもたちに保護者と一緒に来てもらえば、デンタルIQがおのずと上がるんだ。すると、子どものころから歯医者へ通う習慣がつくから、成長しても通い続けてもらえるというわけだね」

Kドクター「そこまで先を見据えているんだね。うちも、もう一度ターゲットをきちんと絞りなおした方がいいかな」

同期ドクター「それなら、レセプトコンピューター会社やディーラーなんかに頼むと調査してくれるよ

Kドクター「なるほどね、教えてくれてどうもありがとう!」

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Kドクターは早速、なじみのレセコン会社に依頼してみました。

そして診療時間を朝方に切り替え、Webサイトにもマタニティー歯科を大きく打ち出したところ、これまでより切れ間がなく集患できるようになったとか。

また、スタッフの求人募集でも予想を超える応募があって、驚いたそうです。

集患さんのためにできること、まだまだありそうです。

(インタビューアー:石井)

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