歯科タウン倶楽部通信

ほめることができない損失

「最近、スタッフから避けられてる気がするんだ……」

妻にグチをこぼしてしまった。ここ数ヶ月くらいでスタッフとの会話が減っていてうまくコミュニケーションがとれていない

ひと通り話を聞いてくれた妻が言うには、私は厳しすぎるらしい
とはいえ、新規開業からついてきてくれたメンバーなのに、なぜこうなってしまったのだろう……。

動かないと状況は変わらないと思い、私は開業医の先輩に相談することにした。

先輩「お前は昔から自他共に厳しいよな。そこは長所でもあるけど、短所でもあるよな」

Kドクタ「自分でも認識してるんですけど、どうすれば直せるのかわからないんですよね……」

先輩「実は俺、コーチングを受けているんだけど、スタッフを教育するうえでほめることが重要みたいだぞ。減点評価でスタッフに檄を飛ばすだけになってないか?」

Kドクタ「……確かにあまりほめていないかもしれません……」

先輩「お前、人をほめるのが苦手だろ? そういうタイプは大げさなくらいほめるくらいでちょうどいいらしい。ほめられると、自分を理解してくれると思えて、承認欲求が満たされるんだそうだ。
そうするとほめてくれた人のために頑張りたいと、前向きな考え方を持てるようになるらしいぞ」

Kドクタ「なるほど、意識してみようと思います。……でも、どんなシーンでほめればいいんですかね?」

先輩「やっぱり、患者さんの前がいいんじゃないか。『院長お墨付きのスタッフ』と思ってもらえれば、患者さんとのコミュニケーションも円滑になるだろう

Kドクタ「確かにそうですね! 自分は逆に、患者さんの前で怒ってしまうこともあるのでまずはそれをやめることから始めてみます」

先輩「治療中に怒ったら患者さんもいい気がしないし、仕事がやりづらくなるから、絶対にやめたほうがいいぞ。患者さんが帰った後に指摘してあげたほうがいい。もしかしたら避けられてる原因はそれかもしれないな」

Kドクタ「……そうかもしれません。鋭いご指摘ありがとうございます。改善します」

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先輩からの指摘を受け、私は早速ほめることを採り入れました。

最初は照れくさくて、スタッフからも怪しまれたんですが、一日一回必ず全員をほめるようにしたところ、2ヶ月くらいでコミュニケーションが著しく改善しました

以前は私が声をかけないと現場の状況が掴めませんでしたが今はスタッフが自発的に相談や提案をしてくれるようになったのです。

スタッフ間でのコミュニケーションも活発になり、医院の団結力やチームワークも高まりました。

スタッフにも「ほめる」効用を理解してもらえたのか、歯磨きを頑張った患者さんをほめるようになっていて、メンテナンスを受けにくる患者さんも増えてきたようです

厳しいタイプの先生は、ほめることを意識するともっと医院が良くなるかもしれませんよ。

(インタビューアー:石井)

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